料理下手一族の料理術私の一族は生まれつき料理が下手で作るのも嫌い。 何がすごいって、うちの母は孫のいる歳なのにいまだに下手。 家で「おふくろの味」系の野菜の煮物なんて食べたことありません。 味噌汁も市販のだしの素を使っていておいしくはないです。 うちの親のおふくろの味はせいぜい 「ハウスバーモントカレー甘口」で作ったカレーとか鶏のから揚げとか。 母も私も妹も料理学校に行っても駄目。さすが遺伝。 多分ここには「空腹に耐えられない体質」が関係していると思う。 毎食前はおなかぺこぺこで料理しているどころじゃないの。 「笑っていいとも!」でタモリさんと加賀まり子さんが 「朝からカツ丼食べられる」と言っていましたが、私の一族もそう。 胃は一族揃ってとても強い。 多分、食べることに興味が無くて料理が下手だと、 「軽食」タイプの簡単な食事で済ませることも出来るでしょうが、 我々はそうは行きません。 だから、「買ってきて即食べられる保存食」(チーズとかハムとか)や デパ地下のお惣菜、パン、外食の選別にとても力が入ってしまいます。 しかし、「作らねばならない場面も多々ある」。 そんな場合を切り抜けるための、これまでの経験からの「生活の知恵」をお送りするページです。 料理するのが好きな人にはこのページは全くお役に立ちません。 下手な人ってこの程度で精一杯なんです。 [料理下手・嫌いな人の共通点] 1. お腹が空き過ぎて作っているのが待てない。 すぐ食べられる刺身、焼肉、鶏の唐揚げ(一応家で揚げる)に頼ってしまいがちな料理下手一族。 このような高カロリーのたんぱく質を長年食べているので、胃腸がこれ用にセットされており、 野菜たっぷりの料理を食べると、むしろどうも胃腸の調子が悪くなるとは情けない。 2. 手がべとべとになるのがとても嫌い。 手で粉をこねる系のものはとっても苦手。パンつくりなど論外。 魚の内臓を触るのはもっと苦手なので、そもそも切り身か干物しか買わないが、 丸のままを塩焼きするときは内臓を入れたまま焼く。 肉を切るとき、まな板に脂が付くのが嫌。従って、切らないか、 切る場合には買ってきたトレーの上で切る。 3. だしとみりんの使い方がどこか下手。 私はかつおと昆布のだしをちゃんととって使っていますが、それでも何かいまいち。 「そんな事言わないで、ひと手間かけて」と言わないで下さい。 それを言われたら「全くやらなくなるんです。そもそも嫌いなので。」 |